「松井さんに教わったこと Part03」
<11>
「故・阿佐田哲也は言いました。
445の形から、いつ4を切るかを見ることが、その人の麻雀を見ることだ、と。」
これは、ろこが松井の最初のレッスンで聞いた言葉です。
広さを求める意味では445の形は346が有効になる牌なので、
4を先に切った場合よりも若干有利になります。
昔は4を先に切る麻雀が全盛だったそうです。
手作りを基本とし、じゅうぶんな形に持って行く麻雀です。
松井は、対戦相手や第一・第二の別などによって変えるそうです。
比較的押してくる相手に対しては、4先切りによって3を押してくる可能性があるため有効になり、
クイタンが無く、聴牌しにくい第一でも、出上がりを見込む意味で4先切りは有効と言います。
しかし第二に関しては、受けを狭くしてまで4先切りをする必要はないそうです。
445を見るといつも先に4を切りたくなっちゃう人、
逆にいつまでも4を引っ張って、相手のリーチにジタバタする人、
双方とも、クセで打っているうちは松井に勝てないのでしょうね。
(04.11.07)
※ ハッキリ言ってしまえばろこは「445からいつまでも4を切れないタイプ」です(爆)
ですので、「334667m344p4555s」みたいな形になると発狂します(爆)
上の牌姿から4pを引き、「お!これはトイトイだ!」と思ったら次に2mを引いてしまって「うぅ。。」となり、
しょうがないから3mとか切ったら6mを引いてサンアンコ気配で、リーチを悩んでたらトイメンから2pが出ちゃって
「( -_-)あぅ。。結局1300っすか。。。」みたいなね^^;
ようするに「ピンフならピンフ、トイトイならトイトイ。」みたいに、「この手はコレだぁ!」って分かり易い手がろこは好き^^;
ろこちゃアホやなぁ、って思うかも知れませんけど、きっと多かれ少なかれ誰にでもそれはあるハズ。
本来の意味でのメンツ構想力というのは、必要牌がヤマに残っているか、他家への危険牌の先処理など、
決して独り善がりで決められることではないことが、松井の牌譜から読み取ることができます。
アガリ易く・振りにくく、高打点が見込めるメンツ構成力と不要牌処理。
言葉で言えば簡単なようですけど、これが本当に出来る人こそ真の上級者なのではないでしょうか。
(04.12.23)
◇
<12>
スランプになった時には。。。
これは「ろこの東風荘」でも松井の解決法を掲載しました。
もう一度載せてみます。
「トップを取れてる時期って言うのは、“3位でもしょうがないかぁ。”って思えるよね。
でも、ラスばっかり引いてる時って、2位でも我慢できなくて強引にトップを狙っちゃう。
3900取れば2位確実、オーラスでトップも窺える、って言うような点数状況で、
3900ならアガれそうなものを、薄い待ちの12000を追い求めてしまうんだよね。
これが一番いけないことなんだ。
トップが続こうが、ラスばっかりだろうが、
“ひとつでも上の順位を取って行く為の打ち方”は変わることはないんだ。
全打牌・鳴き、全てに正解を打っても負けるのが麻雀なんだよ。
揃えようとしすぎるな! ハイパイ見たら常にマンガンを狙え!
鳴きすぎるな! 鳴かなさすぎるな! 無理に勝負するな! 弱気になるな!
いつも同じように判断して打てていれば、必ずスランプは脱出できますよ(^−^)」
この、
「全打牌・鳴き、全てに正解を打っても負けるのが麻雀なんだよ。」
が素晴らしい言葉だとろこは思っています。
これ聞いたとき、本当に涙出ちゃったもんね^^;
実はコレ、前段があるんです。
人に聞かせたくないほど素晴らしい内容なのですが、思い切って載せます^^
「スポーツにおいてのスランプって、
基礎練習をしてみるとか、走り込みをして身体のキレを戻すとか、
割とやるべきことが見えやすい面があるよね。
でも、麻雀にはメンタルな部分、ツキの要素、対戦相手の優劣、
いろいろあるので結構スランプ脱出法って難しい。」
「麻雀に“流れ”はない、って言うのが最近の風潮なんだけど、知ってる?
“流れ”って言われるのは、例えば“前局うまく打ったからハイパイが良くなった”とか、
そういうことだよね。
これって私に言わせればチャンチャラおかしいことなのです。
南2局で12000点を振ってしまった、としましょう。
次の局、タンのみで進められないよね?
満貫級を上がらなくてはならない制約が出来てしまった。
12000上がってトップになった人はどうだろう。
タンのみでもまったくオッケーだよね? つまりこの人には制約がなくなった。
片方には打牌・鳴きなどに制約ができ、片方には制約が無い。
制約がある人が、制約の無い人に対して明らかに不利であること、
これこそが“流れ”の正体なのです。」
「ラスが続いた。 Rが30も下がっちゃった。
なんとしても取り返したい。 2位じゃ我慢できない。 トップが欲しい。
ほらね? 制約つけてるでしょう?
他の人からしたら関係ないところで勝手に不利な制約つけてる訳です。」
「麻雀でもっとも大切な要素はバランスです。
勝負する・しない、リーチする・しない、鳴く・鳴かない、1000点で蹴る・3900まで引っ張る、
これを判断する能力=バランス感覚、これは、勝負においては手順よりも重要なんだ。
人間は他の動物に比較して記憶力が優れている。
いつもと同じ手順で打っている! って、ここまでの記憶はいいんだけど、
前半荘までの順位が44323444位で、Rが30落ちちゃった記憶、これが邪魔。
この記憶がどこかで“3900を確実に”から“なんとしても満貫を!”に変えてしまう。
ほぼこれがスランプに陥る原因と思っていいでしょう。」
「例題を出してみましょう。
東4局、20000点持ち、ラス目の親。
ハイパイ、1259m289p135s中南西西。 ドラ8m。
このひどいハイパイから、ラス続きのろこさんは何を切る?
普通だったら南だよね。 牌効率から言えば正解です。
でも、その時点で既にバランスが狂っているのです(^-^;」
「たしかに親だし上がって連荘したいけど、このハイパイで勝てる?
ゼロメンツゼロリャンメンドラもなし、カンチャン・ペンチャンだらけ。
ここで“負け続きだからアガリに向かう”ことが既に間違いなんだ。
じゃあ、5m切って行こうか。 チャンタ狙いだね。
次に8m引いた。 5s切り。
ろこさんは完全にチャンタ狙いで頭がいっぱいになる。
私も同じ手順を取りますが、その心はこの時点ではチャンタ狙いではない。
本筋は“オリ”なんです。」
「さっきの手牌で7順目、12789m289p113s西西になったとしましょう。
ラス牌の西が出ました。 ろこさんはポンしそうだなぁ(^-^;
チャンタのイーシャンテンに取りたくなるよね。
ろこさんの頭の中に“アガリたい!アガらないと流れちゃう!”と言う気持ちが強過ぎて、
この欲こそが“バランスが崩れた状態”なのです。
ここで鳴いていいのは3mと7p、それと3枚目以上の2s。
わかるよね? 攻守のバランスをよく考えれば当然の判断なんだ。
また逆に“大物手で一気に”なんて気持ちで、3mや7pや2sをスルーしてしまう、
これも“鳴くべきを鳴かない”と言うバランスが崩れた状態なのです。」
「いつも言ってるけど、“ハイパイ見たら満貫狙え”も大切。
12379m123p135s南南西 ドラ1m。
4s引いてカン8mのリーチでもいいけど、追いかけられたら非常に辛い。
こんな時こそ8mか2sを引いてのダマ満貫を狙う。
上がれればトップ濃厚だし、他家リーチに対してもアンパイ候補は多い、
つまりここでもバランスがとれているわけです。」
「オリの判断も崩れてはいけない。
22234m3456p5678sとか、好形のイーシャンテンで親からのリーチがかかった。
ラス続きのろこさんは6pを引いた。 さあ何を切る?
5sも8sも決して安全ではない状況でも、ろこさんは行っちゃうんじゃないかな?
しかもリーチなんかしちゃったりしてーヾ(@^▽^@)ノ
たった1300の手でも、好形のイーシャンテンとかからだとオリづらい。
ドラが2mとか、6pとかだったら一枚だけ勝負するのもいいでしょう。
でも、1300や2600程度しか見えない手なら、オリが正解なのです。
ここで勝負をするのは“バランスが崩れている”のです。」
このあと、前述の「結論」に至るのでした。
すごいっしょヾ(@^▽^@)ノ
(04.11.07)
※ この章って、ある意味ハイライトかも知れませんね。
安定した成績を残して行くための心構えや、「流れ」についての松井の考え方、
バランスとはどう言うことか等々、多くの内容がこの章に詰まっているからかも知れません。
まあ、「全てに正解を打っても負けるのが麻雀」ですけど、
ろこの場合はその前に「全てに正解が打てない」のが問題ですので(爆)
コツコツと頑張って行きたいと思います^^ (04.12.23)
◇
<13>
小ネタをひとつ。
「今の1−4mは読めなくてはいけません。」
これはろこが1mで西家に打ち込んだ時のことです。
もちろん松井の1mは止まってます^^;
「西家が7sをチーしたとき、何を切りましたか?」
「覚えてません。。。」
「覚える心掛けをしてください(^-^; 彼は2mを切ったのです。
この2mで、彼が1−4mで待っている確率が70%くらいあると私は思いました。」
「何故・・・・・なんでしょう。。」
「チーした時に切った牌のそばが当たり牌になっていることが多いのです。
しかも今回は1−4mが場に3枚見えていました。 彼の手に入ってない可能性が高いですよね。
1−4mが枯れてしまう!と思った彼は我慢できずに7sをチーしたのです。
7sをチーして、2mを切る。 223mからの2m切りの確率は高いです。
これがポンの場合だとちょっと違う。
7sポンして6sが出た。 677からのポンだから、当たり牌とは関係ない場合が多い。
7sポンで2mが出た。 こうなると2m周辺は怪しい。
この思考は使えますので、是非覚えて下さい(^-^」
「はいっ!!!」
上級者にとっては当たり前の思考回路なんでしょうか^^
ろこは咄嗟に思い出せないんだよなぁ。。。。
書いてて情けなくなってきましたぁヾ(@^▽^@)ノ
(04.11.07)
◇
<14>
「ろこさんはトイツ落としの基本ができていません。」
そうなんです。
「66p北北(オタ風)」と持ってると、なんか北から切りたくなっちゃう^^;
なんか北とか必要ないっぽい感じがしてならないからなのかなぁ(爆)
まあ当然なんですけど、正解は6p落としな訳でして、
その理由は6pのほうが横へくっつく可能性があるし、北はアンパイになる可能性が高いからです。
攻守のバランスがとれているのが6pを先ず一枚切ることなのです。
最近ではけっこうろこもできるようになって来たんですが、
ちょっと形を変えると途端にできなくなってしまうから不思議です。
2233455m11567p68sだったとしましょう。 1pは共通アンパイっぽい場。
ろこはここからどうしても5mを落とすことを考えつかない^^; 100%1pを切っちゃう^^;
「これが3344566m11567p68sだったら1pでいいんですよ。
タンヤオが確定しますからね。
そう言うケース以外は“トイツ落としは中牌が基本”と、盲目的でいいので覚えましょう。」
「盲目的でいいから」が、ろこのレベルを語ってますな(;´▽`)
(04.11.07)
◇
<15>
小ネタ^^
23445m333678p45s オーラスダントツトップで早いところ決着させたい。 ドラ2m。
上家から3mが出ました。
ろこは345でチーして3p切り。
「234m33678p45s 345mチー」から、ほどなく3sをツモってトップぅぅぅ♪ヾ(@^▽^@)ノ
「おめでとう。 でも345チーは間違いです。」
「はぁぁぁあああ??」
「これは234mで鳴かなくてはいけません。」
「(どっちでも同じじゃんかよ!と思いつつ)何故でしょうか。。。」
「ドラの2mをまた引いちゃったらどうするんですか?」
「・・・・・・そっかぁ・・・。」
「そうです。
ドラ絡みの2メンツで鳴き仕掛けをする時などは、
もう一枚ドラを引いても使えるように鳴かなくてはいけません。
これはけっこうな高Rの人でも安易に間違えてしまうケースです。」
(03.11.07)
※ まあ、この例題もまた「23445」が「234+45」にしか見えてない、とも言えますよね。
しかし、なかなかこれって「24+345」には見えないと思うんだけどなぁ。。
きっとこう言う2メンツの組み合せって、たくさんの経験を積んで“身体で”覚えるものなんだろうと思います。
頭では理解しているレベルでは、実戦で咄嗟に出すことは難しいと思うからです。 (04.12.24)
◇
「松井さんに教わった事 04」に続く♪
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